1ランク上の「調べる」が身につく『39歳からのシン教養/成毛眞』
Summary
「努力と根性で教養を身につける時代は終わった 」
そんな文章から本書はスタートします。
教養を身につけるためには、
- 幅広い分野を網羅的に勉強しなければ意味がない
- まとまった勉強時間をとって深く理解しなければ効果が出ない
- 古典や歴史など、長い時間の中で洗練されてきたものを学ぶ必要がある
とあなたが思っているとしたら、その偏見を打ち砕くだけのためにも、本書は一読する価値があるかもしれません。
「コンセプト」と「教養を身につけるためのいくつかのコツ」が紹介されており、
サクッと読める内容になっています。
本書を読んで具体的に自分の生活習慣を変えられるか?行動を起こせるか?
それ次第で、この本が与えてくれたものは何倍にも大きくなるでしょう。
幅広い分野を網羅的に勉強しなければ意味がない
⇒まずは自分の気が赴くままに、好きな分野から調べ始めよう。
まとまった勉強時間をとって深く理解しなければ効果が出ない
⇒1日30分、コツコツ調べる習慣を身に着けよう。
古典や歴史など、長い時間の中で洗練されてきたものを学ぶ必要がある
⇒wikipediaやyoutubeなど、インターネットをうまく活用して知識を広げよう。
本書を読んで、けっきょく一番大事なのは、
『好奇心』
なのだと感じました。
好奇心にいかに身を任せるか、自分の中に眠っている好奇心をいかに引き出すか。
情報はすでに溢れていて、wikipediaやyoutubeなども無料で使える。調べる習慣も1日30分の積み重ねで良い。そうなると、教養を深めていく人とそうでない人の差はどこでつくのか? それは、やるか・やらないか、なのだと思います。そして、その分かれ目は、自分の中の好奇心や、知りたいという、知ることがおもしろいという欲求とうまく付き合えるか、なのだと思います。
自分もwikipediaを読み込む習慣を身につけるところから始めていきます。
Question
本書の目的は何か?
仕事や子育てで忙しいビジネスパーソンに向けて、世界一効率的な教養の見つけ方を紹介すること
本書が紹介する今の時代に適した情報収集アプローチは何か?
- キーワードをググって知識を増やす
- 不必要な情報を取り込む前にカットしていく
Association of ideas
「勉強はウィキペディアが9割」というくらい、本書にはウィキペディアが欠かせないものになっています。
そんなウィキペディアがいかにして生まれたのか?その背景をあなたは知っているでしょうか?
米国の人気ポッドキャスト番組「How I Built This」は、起業家が自らの起業ストーリーを語る番組です。その日本語版でいくつかのストーリーが日本語訳されていて、その中の1つにウィキペディアのストーリーもあります。
https://www.1242.com/project/hibt/
ウィキペディアの共同創業者 ジミー・ウェールズはどんな考えでウィキペディアを立ち上げたのか?
30~40分くらいの番組なので、気軽に聞けると思います。
興味がある人はぜひ聞いてみてください。
Memo
本書で紹介されているキーワードで、自分が気になったもの
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