BtoB CMの必勝パターンを調べてみた オフィスステーションの事例
BtoB企業のテレビCMをよく見かけるようになったなぁと思う今日この頃。
仕事で広告に関わっているので、テレビCMにも少しずつアンテナを張るようにしています。
そんな中、最近、以下のツイートを見つけて、思わず「いいね!」をして保存してしまいました。
BtoB CMの必勝パターンは下記
1、企業の課題を誇張して表現
2、上司が困るか、怒られる
3、そんな時は、◯◯で解決
4、◯◯なら誰でも簡単
5、しかも一ヶ月無料
6、◯◯で検索その形式が増えたため、そうでない形式が目立つ。ラクスルが「のん」を使ってPOPに仕上げた狙いはそこ。1と2の描き方次第
— 田部正樹@初めてテレビCMならラクスル (@tabemasaki1) September 27, 2019
なんとBtoB CMには必勝のパターンがあるらしいのです!
言われてみれば、パッと浮かぶCMを思い返してみても、そのパターンに当てはまるものが多い気がしてきます。
でも、実際のところはどうなのでしょうか。
ちょっと気になったので、具体例を探して深掘りしてみました。
オフィスステーション/株式会社エフアンドエムの事例
菅田将暉さん、山中崇さんが出演するテレビCM。
オフィスステーションは、
クラウド型の労務・人事管理システムを提供するサービスです。
▼公式ページ
https://www.officestation.jp
僕は関西に住んでいて、放映されているのを実際にテレビで見ました。
いくつかパターンがあるようですが、今回は【オフィスステーション】CM30秒「年末調整な仲間たち」篇をもとに調査してみます。
【オフィスステーション】CM30秒「年末調整な仲間たち」篇
1.企業の課題を誇張して表現
2.上司が困るか、怒られる
課題:毎年繰り返される面倒な年末調整の対応をラクにできないか?
保険料の計算間違い、印鑑の無い書類、期限ギリギリで入力対応など
誇張表現:年末調整筋 養成ギプス
企業の課題はCMの前半10秒くらいで分かりやすく描かれています。
そして、それを解決するための秘策として「養成ギプス」が出てきます。間違った方向の努力が、おもしろおかしく表現されています。
巨人の星に出てくる悪魔のギブスを思い出してしまいました。
余談ですが、これをきっかけに巨人の星の第2話を見てしまいました。
ツッコミどころは多くありますが、思いのほかおもしろかったです。
3.そんな時は、○○で解決
4.○○なら誰でも簡単
解決策:年末調整を簡単ハイスピードにするオフィスステーション
楽しそうにハイタッチする2人をさておき、オフィスステーションなら年末調整が劇的に変わりますよ、とのメッセージが入ります。
5.しかも一ヶ月無料
CM内で無料訴求はありませんでした。
ただ、サービスLPを確認してみると、1ヶ月間の無料お試しが用意されているようでした。
6.○○で検索
検索ワード:オフィスステーション
サービス名を検索してみると、以下のように、しっかりとテレビCMと連動した広告文になっていました。
まとめ
今回はオフィスステーション(株式会社エフアンドエム)について調べてみました。
30秒ほどのCMの中に確かに必勝パターンを確認することができました。
他の企業のテレビCMではどうなのでしょうか。
次回は、ジョブカン(株式会社Donuts)のCMを調べてみたいと思います。